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間髪を・・・

「間髪をいれず」
正しくは「かん、はつをいれず」なんだけど、「かんぱつをいれず」と間違って読んでいる人も多いと思う。
「独壇場」とか「一生懸命」とかのように、そのうち(もう既に?)、正しい(間違いではない?)日本語になる日が来るかもしれないね。

字も、「間髪を入れず」ではなく「間髪を容れず」が正解らしい。
まぁ、意味を考えると、「入れず」でも変じゃないけど、「容れず」のほうがしっくりくるかな。

ひどいのは、PCの日本語変換(MS-IME)。
俺の環境では、「かんはつをいれず」で変換すると、最初の候補は「完/発を/入れず」になる。
「間髪を容れず」と変換しようとすると、「間/髪/を/容れず」と変換しなければならない。
「かんぱつをいれず」で変換すれば、「間髪を/入れず」となる。

そりゃぁ、「かんはつを~」よりも「かんぱつを~」のほうが正解だと思う人は多くなるわなぁ。

もっとひどいのは、「茨城」。
「いばらき」で「茨城」に変換できるのは当然だけど、「いばらぎ」でも「茨城」に変換できてしまう。
個人で単語登録するのは個人の自由だけど、デフォルトで変換できるのはまずいでしょ。
茨城県以外でも「茨城」という地名があって、「いばらぎ」と読むのであれば、まだ解るんだけどなぁ。俺が知らないだけで、どこかにあるのか?
人名だったら、「茨城」で「いばらぎ」って読む人がいてもおかしくはないか。でもそれは、個人レベルの単語登録で対応して欲しいところだなぁ。

日本語変換機能のこういうところも、日本語がおかしくなっている責任の一端を担っているのかもしれないね。

ちなみに、茨城の場合、今は「いばらき」という読み方にこだわっている地元民も多くなってきたけど、昔は当の地元民自身が訛った発音で「いばらぎ」と言っていて、それが全国に広まったんじゃないか、という説もあるらしい。
東北出身者としては、頷けるなぁ。
俺の故郷では、
・関根(せきね)⇒せぎね
・仏ヶ浦(ほとけがうら)⇒ほどげがうら
・川内(かわうち)⇒かわうぢ
・大湊(おおみなと)⇒おおみなど
・砂子又(すなこまた)⇒すなごまだ
・横浜(よこはま)⇒よごはま
・白糠(しらぬか)⇒しらぬが
って言ってるからなぁ(笑)
たぶん、今人気の松山ケンイチも、そう言っていたんじゃないかなぁ。同郷でも時代が違うと言葉も違うかな?
by kumichobassist | 2008-09-22 11:11
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